肩こりとは、肩の周りの筋肉が疲労して緊張が高まった状態をいいます。肩や首が重荷を背負ったように苦しく、固くこわばったような不快な症状や痛みを感じます。首や肩の周辺には20種類以上の筋肉があり、「頚椎」「肩甲骨」「上腕骨」にかけての筋肉がよくこりを感じる部位です。
肩こりは、現代の職業病ともいえます。パソコン業務拡大につれ、職業性RSI(Repetitive Stress Injury:反復性ストレス障害)にかかる人が世界中で増え、米国では年間25万件以上のペースで発生していると、民間損保会社がはじきだしています。ほかにも、長時間にわたる車の運転や、重い荷物や上着、高すぎる枕などの物理的要因、緊張やストレスなどの精神的要因など、肩こりにはさまざまな原因が考えられます。急性の肩こり(主に筋性疲労)が進行すると、炎症をおこして痛んだり、腕が上がらなくなったりする慢性へと移行するため、注意が必要です。
たかが肩こりなどと考えずに、思い切って休養し、早めに治療しましょう。
いわゆる肩こりとは別に、内科、整形外科、歯科疾患などが原因でおこる「症候性肩こり」があります。肩こりがなかなか良くならないときは、一度当院に受診することをおすすめします。
筑西市にある整骨院の肩こり改善法
肩こり治療ブログ、担当:青山です。
本日は肩こりについてお伝えします!
肩こりはなぜおこる?
肩こりの原因
- 不自然な姿勢や同じ姿勢での長時間労働
- 緊張やストレス
- 過労・睡眠不足
- 目の使いすぎ、合わないメガネやコンタクトレンズによる目の疲れ
- 偏食・食欲不振
- 冷え症・冷房
- 運動不足
- 歯痛・歯の噛み合わせが悪い
- かぜ・内科疾患・顎関節症
- 五十肩(関節炎の周辺組織の老化によっておこる痛みを伴った肩関節の運動制限)や変形性頚椎症の疾患
血行不良を改善する、ビタミンB群!水に溶けやすいので毎日摂取を
姿勢が悪かったり、カバンを片方の肩だけに掛けていたりすると、肩の特定の筋肉を使い続けてしまいます。すると血行が悪くなり、肩こりの原因になります。
そんな血行不良を改善してくれる効果があるのが、ビタミンB群です。
ビタミンB群は水溶性のため、水に溶けやすく、尿に含まれて体外へ排出されやすいという特徴があります。なるべく、毎日摂取することを心がけましょう。
ビタミンB群には、ビタミンB1やB6などいくつかの種類があります。ビタミンB群の中でも特に肩こりに効果的なものを、食べ物と共にご紹介します。
筋肉の疲労物質、乳酸を分解してくれるビタミンB1
ビタミンB1は、肩こりの症状を軽くするのに有効的な栄養素です。筋肉の疲労物質である、乳酸を分解してくれる働きがあるためです。
またビタミンB1は、筋肉のエネルギーを生み出す働きもあるため、肩こりの予防にも効果が期待できます。糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素であり、不足していると筋肉や神経へエネルギーが上手く行き渡らない可能性があります。
もし普段あまり摂取していないと、疲労感を覚えて肩こりになりやすくなります。疲労回復のためにも積極的に摂取するのをオススメします。
ビタミンB1を含む食べ物は、
- 豚肉
- ごま
- 大豆
- 玄米
- うなぎの蒲焼き
- 胚芽米、小麦胚芽のパン
などがあります。特に豚肉は疲労回復に効果があり、肩こりにも効果的です。タンパク質も多く含まれており、肩こりの改善や予防にはまず豚肉がオススメです。
肩にもある末梢神経を正常にする働きがある、ビタミンB12
ビタミンB12は、神経の働きを正常に保つのに役立つ栄養素です。末梢神経と呼ばれる神経を正常にする働きがあり、障害発生の予防にも繋がります。
末梢神経とは体のあらゆる所へ情報を伝える神経で、肩の隅々にも届いています。肩にある末梢神経に障害が発生しダメージを受けると、痛みとして刺激を受け、肩こりが慢性化する場合もあります。
それを防ぐのに役立つのが、ビタミンB12なのです。
ビタミンB12が豊富な食べ物は、
- レバー
- シジミ、アサリ、牡蠣などの貝類
- いわし、めざしなどの魚類
- 味付けのり、焼きのり
などで、魚介類に多く含まれています。野菜や果物にはほとんど含まれていません。魚や肉をあまり食べない方は、末梢神経の機能が低下しやすいので注意が必要です。
体を温める食べ物を取り、血の流れを良くしよう
ここまでは、肩こりに効果のある栄養素をご紹介してきました。体を温める食べ物にも、肩こりを和らげる効果が期待できます。体を温めることで血の流れを良くし、肩こりの原因となる筋肉の緊張を和らげてくれます。
特に女性は冷え性になりやすく、寒さで肩が緊張し、肩がこりやすくなっている場合もあります。温かい食べ物で体を温めて、肩の血行促進を良くしましょう。
- 唐辛子
- しょうが
- にんにく
- ねぎ
などの薬味は、体を温める食べ物として挙げられます。普段の食事に加えやすいため、あまり摂取していない方も取り入れやすいでしょう。
基本的に、辛い食べ物は体を温めてくれます。しかし刺激物なので、取りすぎないように注意してください。
普段取る食べ物のちょっとした工夫で、肩こり改善!
肩こりがつらいと、仕事や家事などが億劫になり、気分も沈んでしまいます。もっと痛みが酷くなると、寝ていてもつらくなります。
ご紹介したように、肩こりの原因を取り除くのに効果がある食べ物は様々あります。食事は日常で絶対欠かせないので、食べ物から肩こりの改善ができるなら、マッサージや体操をするよりも取り入れやすいですよね。
肩こりの改善や予防のためにも一度食生活を見直し、ご紹介した中であまり摂取していない食べ物があればぜひ取り入れてみましょう。
それでも改善がみられない肩こりは当院にご相談下さい!!
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